過払い金
過払い金とは、一言で表現するなら「過去に払いすぎてしまったお金」のことです。
金利は、利息制限法という法律に従いますが、2007年頃までは、利息制限法を超えてお金が貸出されていることが多々ありました。
それは、利息制限法の利息上限は20％、出資法の利息上限は29.2％と両者の上限金利に差があったことが原因で、「グレーゾーン金利」とも呼ばれていました。
これに見かねた裁判所は、「利息制限法を超える金利はダメ。グレーゾーン金利は払った人に返しなさい」という判断を出します。
これが「過払い金」の誕生というわけです。
過払い金とは？
2007年ごろまで、利息制限法を超える金利（グレーゾーン金利）でお金が貸し出されていました。のちに、この利息制限法を超えて支払ったお金は違法と判断され、「払いすぎのお金は返しなさい」と決まりました。
この返還対象になったお金が、過払い金です。
つまり、過去に、利息で払いすぎたお金があれば、過払い金を請求できます。
過払い金請求できる
条件
過払い金の発生条件を確認してみましょう。
①2008年以前からキャッシングを利用している。
②金利が20％以上であったこと。
③銀行以外の消費者金融やクレジット会社を利用。
クレジットカード会社では、全てのカード会社から過払い金が発生するわけではありませんが、デパートカードである丸井のエポスカードや、伊勢丹のエムアイカード、高島屋で代表されるセゾンのカードからも、過払い金は発生します。
過払い金が発生するか発生しないかは簡単に調べることができます。
カード会社から利用明細（取引履歴）を取寄せて、①②の条件を満たしているか確認するのです。
そして、この明細から「いくら利息を払いすぎているか計算をする」ことで、いくら過払い金が発生しているかも分かります。
過払い金の計算はある程度過払い金の知識がある人でないと、正しい過払い金の金額を出すのが難しいケースもあるので、プロに依頼した方が無難です。
過払い金があるか知りたい方
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「過払い金があるか調べるにはどうしたら…？」過払い金が発生しているかしていないか気になる場合には、まずは「メール問い合わせ」を利用してみましょう。メール問い合わせでは、あなたの記憶の範囲の情報で過払い金が発生しているかっしていないかを、私達のような過払い金請求を仕事して取り扱っている弁護士が、過去の経験や情報から判断します。
過払い金診断で過払い金発生の可能性があったら、次は「過払い金の調査」を実施します。
過払い金の調査では、実際に過払い金が発生しているか、過払い金があるならどのくらいの金額の過払い金があるかを正確に調査していきます。
まずは、カード会社から利用明細（取引履歴）を取寄せます。
この取引履歴の金利を確認することで、過払い金が発生しているかしていないかは簡単に判断ができます。次に、この明細から「いくら利息を払いすぎているか計算をする」ことで、過払い金の金額が分かります。
過払い金の計算はある程度過払い金の知識がある人でないと、正しい過払い金の金額を出すのが難しいケースもあり、プロに依頼した方が無難です。
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